全養協通信

№143 平成13年6月1日発行

●新役員体制を決定－福島会長を再選

　４月27日､全社協会議室において､新協議員による総会が開催されました。総会は、第1号議案の事業報告・決算が承認されたあと、第2号議案の役員改選に移り、会長推薦委員会より福島会長が推薦され､承認されました。副会長は、会長より、菅原昭、加賀美尤祥、河村喜太郎、濱田多衛子の４氏が指名されました。このほか、13・14年度の役員体制は表の通りです。

役　職　名	都道府県	氏　名	施設名
会　　長副会長副会長副会長副会長	東京都宮城県山梨県奈良県大分県	福島　一雄菅原　　昭加賀美尤祥河村喜太郎濱田多衛子	共生会希望の家旭が丘学園山梨立正光生園飛鳥学院光の園白菊寮
北海道ブロック協議会会長東北ブロック協議会会長関東ブロック協議会会長中部ブロック協議会会長近畿ブロック協議会会長中国ブロック協議会会長四国ブロック協議会会長九州ブロック協議会会長	北海道山形県長野県愛知県大阪府岡山県高知県宮崎県	堀田　　保久保　雄三大平　　要喜多　一憲中田　　浩高月　和紘青木　　浩日高　幸宏	くるみ学園七窪思恩園三帰寮名古屋文化キンダーホルト聖家族の家若松園若草学園さくら学園
総務部長調査研究部長予算対策部長広報部長制度検討特別委員会委員長権利擁護委員会委員長	大阪府北海道山口県愛知県宮城県中央推薦	福永　亮碩堀田　　保岩城　　満喜多　一憲菅原　　昭高橋　重宏	若江学院くるみ学園防府海北園名古屋文化キンダーホルト旭が丘学園日本社会事業大学
常任協議員常任協議員常任協議員	北海道三重県香川県	渡辺　作次奥田　　治阿部　龍汪	北光社ふくじゅ園精華学院讃岐学園
監査役監査役	静岡県神奈川県	戸巻芙美夫伊達　直利	ひまわり学園旭児童ホーム

役　職　名	都道府県	氏　名	施設名
顧問	愛媛県	谷松　豊繁	みどり寮

役　職　名	都道府県	氏　名	施設名
相談役相談役相談役	福井県岐阜県福岡県	荻野　芳昭横川　満雄西田　稔夫	偕生慈童苑麦の穂学園双葉学園

●「児童養護施設奨学助成」を募集！積極的にご応募ください！

　本会では、全国社会福祉協議会の「福祉活動振興基金」事業の一環として、大学、短期大学、専門学校に入学した児童に対し学費の一部を助成しています。昨年度は1年次､2年次あわせて196名の子どもに奨学金が給付されました。
今年度も下記により奨学助成該当者を募集します。詳しくは各施設宛にお送りしています募集要領をご覧ください。

＜対象等＞
全国の児童養護施設を退所し（ただし20歳までの間、継続して施設に在籍している者を含む）、大学・短期大学・専門学校に入学し、現在就学中の者。
＜助成金額＞
2年間を限度に各5万円
＜応募方法等＞
施設を通じ本会宛申請。平成13年6月15日（金）必着
＜選考・助成方法等＞
申請書類にもとづき、審査を行い決定します。

なお、この助成金について、他の奨学金との併給の可否など例年よくある質問をＱ＆Ａにまとめましたのでご覧ください。

都道府県	11年（2年次）	12年（1年次）	都道府県	11年（2年次）	12年（1年次）	都道府県	11年（2年次）	12年（1年次）
北海道	3	6	石川県		4	岡山県	2
青森県	1		福井県	1	2	広島県	1	1
岩手県	1	1	山梨県	1	3	山口県
宮城県	1		長野県	2	2	徳島県
秋田県	1	1	静岡県	3	1	香川県
山形県			岐阜県	1	2	愛媛県		1
福島県			愛知県	4	4	高知県	2	4
茨城県	2		三重県	1		福岡県	2	7
栃木県			滋賀県	1		佐賀県
群馬県			京都府	3	4	長崎県	2	8
埼玉県	3	5	大阪府	12	11	熊本県	1	7
千葉県	5	4	兵庫県	5	3	大分県	2	2
東京都	9	13	奈良県			宮崎県	1	1
神奈川県	4	12	和歌山県			鹿児島県	2	1
新潟県			鳥取県	1		沖縄県	2	2
富山県	1	1	島根県			合計	83	113

児童養護施設奨学助成Ｑ＆Ａ

Ｑ	施設を退所せず､措置継続したまま進学しましたが、給付対象になりますか。
Ａ	施設の退所は奨学金給付の要件ではありません。「実施要領」にあるように、「20歳までの間継続し施設に在籍している者を含む」としています。なお､措置継続の有無は問いません。

Ｑ	昨年、申請し忘れた子どもについて、今年、申請することはできますか。
Ａ	可能です。平成13年度の助成の場合、「平成13年度から━入学し、現在就学中の者」（当該年度に入学した者）を対象としていますが、申請漏れの場合、当該年度の入学以外でも1３年度以前の入学でも申請を受付けます。その場合、１年目５万円、２年目５万円の助成を行います。ただし、２年目に在学していない場合は、５万円のみの助成とします。（卒業後、逆上って支給することはありません。）

Ｑ	奨学金を受給した子どもが大学を１年で中退し､別の専門学校に進学した場合､再度奨学金を申請できますか。
Ａ	すでに助成対象となった者が、再度申請してきた場合は助成対象から除外します。ただし、質問のように、過去の奨学金受給が１年のみの場合には、１年に限り助成対象とします。

Ｑ	雨宮財団や読売光と愛・郡司ひさゑ基金から奨学金をいただいている場合、申請できますか。
Ａ	申請可能です。本奨学助成につきましては、上記の奨学金に限らず、いずれの奨学金との併給も可能です。

Ｑ	夜間大学に通いながら、働いている子どもについて申請できますか。
Ａ	申請可能です。「大学・短期大学、専門学校に入学し、現在就学中の者」であれば、就業の有無に関わらず助成します。

●資生堂海外研修　候補者募集中
－アメリカ西海岸・中西部１５日間－

　資生堂社会福祉事業財団では、本年、「第28回資生堂児童福祉海外研修」を下記のとおり計画しております。候補者の募集は各ブロック協議会会長を通じて行っておりますので、積極的にご応募ください。なお、海外研修期間中の経費（研修費、交通費等）は同財団が負担いたします。詳しくは募集要綱をご覧ください｡募集要綱が必要な場合、各県(市)の協議員あるいは本会事務局宛にご請求ください。

研修テーマ	・虐待家庭などに対する地域による支援、親に対する教育・訓練などについて、アメリカ西海岸・中西部において研修する。・アメリカにおける最新の児童福祉施策、プログラムを研修するとともに、日本でも問題になりつつある施設の評価、認可などについて現状を学ぶ。
研修先	・アメリカ（サンフランシスコ、デンバー、ポートランド、タコマ）
実施時期	・平成１３年９月２９日（土）～１０月１３日（土）（１５日間）
派遣人員	・１３名（うち児童養護施設、児童家庭支援センタ-職員は８～９名）
推薦要件	・職務経験年数が５年以上で年齢が45歳以下の者（１３年４月１日現在）・過去に他財団、団体の主宰する同類の海外研修に参加していない者　等
提出書類	・推薦理由書、履歴書、自己紹介アンケート、健康診断書・レポート（1200字程度、テーマ「子どもとの関係性を構築する際に一番大切にしていること､また実践していること」）
募集締切	平成13年6月15日（金）所属するブロックのブロック協議会会長宛に提出のこと

●日・タイ交流事業　候補者募集中
－タイ国1ヵ月間－

　こども未来財団では、「日・タイ児童福祉交流事業」を実施しています。今年度は、日本からタイ国へ児童養護施設の児童指導員等を派遣し、現地の児童福祉施設等での研修を下記のとおり計画しております。候補者の募集は本会を通じて行っておりますので、積極的にご応募ください。なお、海外研修期間中の経費（研修費、交通費等）は同財団が負担いたします。詳しくは募集要綱をご覧ください｡募集要綱が必要な場合、各県協議員あるいは本会事務局宛にご請求ください。

研修内容	・タイ国の児童を取り巻く社会環境や児童福祉の現状及び要養護児童の実態、施設の機能・役割、処遇の内容等について学ぶ。
研修先	・タイ国
研修期間	・平成14年1月中旬～2月中旬（約１ヵ月間）
派遣人員	・児童養護施設の児童指導員、保育士2名
応募資格	・児童養護施設に勤務している、概ね40歳以下の直接処遇職員で、実務経験が概ね５年以上の者・日常生活のコミュニケーションが英語により可能な者
提出書類	・履歴書、身上書、施設長の推薦書
募集締切	平成13年6月15日（金）　本会宛に提出のこと

●日・タイ交流事業　候補者募集中
－タイ国1ヵ月間－

　｢植山つる児童福祉研究奨励基金｣では、児童福祉施設に働く保育士・児童指導員当職員の専門性を高めるための研究活動を奨励する目的で研究助成を行っておりますが、今年度も下記により募集を行うことになりました。
　詳しくは募集要綱をご覧ください｡募集要綱が必要な場合、各県協議員あるいは本会事務局宛にご請求ください。

対　象	・児童福祉施設に働く保育士､ならびに指導員等職員｡(個人・グループ・団体)。
助成内容	・自主研究を原則とし､既に基礎的研究を終了し､さらに成果を発展させるための研究を希望するもの。
申請金額等	・各研究助成額10万円以上30万円以内。
申請方法	・所定の申請申込書に必要事項を記入の上、基金事務局(全社協・児童福祉部)に提出｡
締　切	・平成13年6月29日(金)